日本を訪れる外国人が増えてきたことから、体調不良や怪我で医療機関を利用する外国人も多くなっています。しかも、その多くは、英語しか話せない人が目立つようです。そこで、看護師は診療に必要な最低限の英語のフレーズを知っておいたほうが良いかもしれません。看護師が知っておくべき英語のフレーズは、それほど多くはありませんので、患者とのコミュニケーションに必要な英語のフレーズを知っておくと、いざというときに焦らなくてすむでしょう。

たとえば、「Take a seat.(お座りください)」や「Please lie down.(横になりましょう)」などのフレーズは、診療においては欠かせないので、覚えておくと便利ですよ。また、誰でも馴染みのある医療器具や医療用語についても、マスターしておきましょう。

また、「I’ll take your temperature.(熱を測ります)」や「You’ll get a shot.(注射をします)」などのフレーズも、看護師なら使えるようなっておきたい言葉です。それから「調べる」を意味する「check」や「take」も、ジェスチャーを交えて使うとある程度のことは伝わるはずです。さらに、患者の不安を取り除くときには、「気を楽にして」と言う意味の「Take it easy.」という言葉を用いると良いでしょう。そして、外国人の診療を行うときには、「Please」や「Mr・Ms」などを忘れずに使って、相手に敬意を表するようにしてください。